健康長寿の鍵 三つ目は
「睡眠」
健康でいるために最も重要なのが「睡眠」です。
日本人の平均睡眠時間は
7〜8時間です。
長く寝れば寝るほどいいかと言えば、そうでもないのだといいます。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」「中途覚醒」の3種類があります。

レム睡眠は、身体は眠っているのに脳は起きている状態、
つまり夢を見たり寝返りを打ったりしている状態を言い、
ノンレム睡眠は深い睡眠で脳も休息している状態、
中途覚醒は途中で眼が覚めてしまうことです。
この3つを組み合わせて、
私たちは睡眠を取っています。
健康寿命を延ばすには、
ノンレム睡眠を増やす必要があります。
ノンレム睡眠には、
心と体を休めること、
記憶することと忘れること、
成長ホルモンを分泌する、
免疫力を上げる
という4つの役割があります。
とはいえ、睡眠時間が長すぎるのもNG。
平均的な睡眠時間7〜8時間の人に比べると、
5時間未満の人は糖尿病になる確率が2倍以上になるそうです。
9時間以上だと1.8倍になるというデータもあるそうです。
休みの日は、
疲れを取ろうとつい「寝だめ」
をしてしまいたくなるが、
睡眠時間を長く取っても、
健康寿命を延ばす
ノンレム睡眠の時間が増えるのではなく、
ノンレム睡眠と中途覚醒が増えているだけです。
つまり
「長い睡眠=よい睡眠」
ではないため、
長時間の睡眠でも糖尿病になる確率が上がってしまうそうです。
つまり、睡眠は長さではなく質です。
そのために大切なのが、起きる時間を決めることです。
人間の身体は太陽の光を浴びると覚醒のスイッチが入る。
さらに朝食を取ることで、身体中の睡眠スイッチがオフになり、
身体のリズムも整ってくるといいます。
「健康にとっては食事も大切ですが、
睡眠はもっと大切です。
寝具を整えるだけで、睡眠の質はかなり変わってくるそうです。