2018年10月08日

『水の安全と金魚』




金魚が日本に初めてやって来たのは、室町時代のことです。



その頃は、その美しさから富の象徴として、



貴族などの一部の富裕層に珍重されていました。



江戸時代に入ると市井でも金魚が売られるようになり、



金魚の養殖が全国的に普及。



瞬く間に金魚ブームが起こったそうです。



現在、金魚は日本で再び密かなブームとなっています。



品種改良の発展で、



金魚の模様や色も多様化。



水族館展示やアート利用、



金魚カフェなど、今や夏祭りの露店のみならず、



至る所で金魚を見ることができます。



 一方で、金魚は意外な場所でも活躍しています。



それが、「浄水場」です。


 

我々が日常生活で使う水道水は、



川や湖から取りこんだ水や地下水などを



浄化・消毒してつくられています。



この時、水の中に水銀などの重金属や農薬といった、



人間の体に害を及ぼす物質が含まれていないか、



検査をする必要があります。


 

その検査項目は約200



実に厳しい水質検査だが、



これに金魚が利用されています。


 

前近代的に思えるが、



これは「バイオアッセイ」と呼ばれる、



世界規模で採用されている科学的方法。


 

具体的には、浄水場に取り入れる水で金魚を飼育、



その動きを監視して、



万が一暴れるなどの異常が見られれば取水を停止し、検査を行う。



金魚を使うのは、



水の変化を感じやすい性質を持っているため。



また、飼育のしやすさや生命力の強さから、



24時間365日連続して監視するのに向いているからだという。


 

ちなみに全国の浄水場では、



金魚以外にも様々な生き物が水の監視に使われています。



魚ではコイやフナ、ニジマスが代表的。



ここ最近では、イガイという貝の殻の開き方を見て、



水の中に毒物が含まれていないか確認するといった



ユニークな手法も登場しています。



金魚ブームが起こった江戸時代、



幕府には「膳奉行」なる将軍の食事の毒見を行う役職があった。



それから400年後の今、



金魚が我々の毒見役をしている。



住宅に使用されるフォースターの床材の切れ端を



金魚鉢に入れて毒味をするとどうなるか



無垢の床材との違いが

明らかにされます。



赤ちゃんは、床に寝そべったり



時には舐めたりもします。



親が、見極めないと子供達には選べません。



一度機会があれば実験してみてはどうでしょうか。










posted by かっちゃん at 00:00| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: